【2018版】京都三大祭のうちの時代祭、見どころをご紹介
祇園祭、葵祭、時代祭をひっくるめて京都三大祭といいます。
京都に住んでいる方はご存知ではあると思いますが、他府県の方はどうでしょうか。
京都のお祭りは祇園祭だけじゃありません。
では、京都三大祭のうちの「時代祭」とはなんなのか。
見どころなどもご紹介していきます。
時代祭の開催時期と場所
開催時期
時代祭は京都三大祭のなかで一番開催時期が遅いです。
10月22日に開催される平安神宮のお祭りです。
葵祭は5月、祇園祭は7月ですからラストバッターですね!
22日がメインイベントの行われる日です。
平安遷都が10月22日だったのでそれを記念して、ということだそうです。
時代祭宣状祭(15日)、時代祭前日祭(21日)、時代祭後日祭(22日)もありますがメインイベントは22日の時代風俗行列でしょう。
この行列イベントは、雨天順延ですので後日祭もそれに伴って順延されます。
場所と時間
時代祭の祭儀は平安神宮にて行われます。
時代風俗行列は、京都御所から12時に出発して平安神宮へと14時30分ごろ戻ってきます。
さまざまな時代の格好をした人たちが街を練り歩きます。
時代祭のみどころ
そうです、なんといっても時代祭のメインイベントは「時代風俗行列」!
約2000名の厳密な時代考証をもとに作製されているのが特徴です。
「本物」であることに京都人はこだわりをもっているんですね。
この行列には、「京の都の歴史と文化が一目で理解できるものを」「京都以外ではまねできないものを」という京都人のこだわりと誇りがつまっています。
プライドの高さが本当に京都らしいですね。笑
時代行列は、明治維新から延暦まで。
明治維新…維新勤王隊列、維新志士列
江戸時代…徳川城使上洛列、江戸時代婦人列
戦国時代…豊公参朝列、織田公上洛列
室町時代…室町幕府執政列、室町洛中風俗列
中世…楠公上洛列、中世婦人列
平安時代…城南流鏑馬(やぶさめ)列、藤原公卿参朝列、平安時代婦人列
延暦…延暦武官行進列、延暦文官参朝列
時代区分はざっくりと分けていますのであしからず。
行列はどこでみるの?
京都御所から出発して平安神宮まですべて追っかけすることは可能です。
しかし、観光客などでごった返していると思われるのでハードになることは必須でしょう。
落ち着いて行列を見たい場合は有料観覧席を利用することもできます。
一般席と時代祭まなび(御池どおりのみ)席があり、それぞれ2050円と5000円になります。
時代祭の歴史
平安神宮の創建と平安遷都1100年祭をお祝いする行事として、時代祭は明治28年から行われるようになりました。
これは、京都三大祭のなかでは一番歴史が浅いです。
ですが、その心意気は他のお祭りに引けをとるものではありません。
時代行列は京都市全域からなる市民組織「平安講社」によって運営されています。市民がお祭りを運営しているんですね。
時代行列の構成、約2000名の市民で練り歩くわけです。とても想像がつきません。
それ以外にも衣装・調度・祭具も見ものです。
各分野の伝統工芸のプロが制作する本物志向なんですって。
もはや、動く展示品ですね。
資産価値を換算するととんでもない額になりそうです。
時代祭の衣装や祭具を作る職人さんは何代にもわたって頼まれているといいます。
時代祭をすることによって伝統技術が受け継がれていくのでしょう。
まとめ
京都三大祭の時代祭、その歴史は明治26年からといえど本物志向にこだわったお祭りでした。
簡単にまとめておきます。
- 10月22日にメインイベントの時代風俗行列がおこなわれる
- 京都御所から12時発、平安神宮に14時30分ごろ着
- 行列は約2000名から構成
- 祭具・衣装は職人さんの伝統技術で作られる本物志向
衣装など各時代ごとの特色などぜひぜひ近くで眺めたいものです。
時代考証がしっかりされている、ということで歴史好きにはたまらないものですね。
私は楠木正成が好きなので行列を見るならそこを注視したいと思います。笑