上杉謙信はどんな武将? 経歴と評価、死因までを調べてみた!

戦国武将と聞いて、すぐにパッと思いつくなかに上杉謙信も入っているのではないでしょうか?

二つ名も「軍神」「越後の虎」「越後の龍」とあってカッコいいですね!

 

義を重んじる人間で、敵に塩を送るという故事まで生まれました。

では、そんな上杉謙信はいったいどんな武将で、経歴・評価・有名な逸話を見ていきます!




上杉謙信の経歴

謙信は、1530年生まれで山内上杉家の16代目の当主です。

もともとは上杉家に仕える家臣・長尾為景の四男として生まれました。

初名は、長尾景虎。

 

1561年、謙信が31歳のときに上杉憲政の養子となって家督を譲られます。

このとき政虎と改名し、輝虎で落ち着きます。

一般的に定着している謙信という名前は法号なんですね!

 

越後国は内乱続きでしたが、謙信が統一して栄えさせました。

他国からの救援要請には応え、何度も戦をしています。

しかし、実子がいなかったために謙信の死後は家督を争って御館の乱が勃発してしまいます。

 

48歳で亡くなります。

謙信の越後国は、周りにもたくさん敵がいたので運がない、と社会の先生が言っていたのが印象的でした。

 

武将としての評価と逸話

謙信は大天狗のよう、と言われているかと思えば小柄と表記されていたりと身長は定まっていません。

しかし、血判状から血液型はAB型と判明しています。

 

謙信の人柄と評価

  • 義理堅い
  • 日本無双の名大将
  • 家臣の謀反を2度許したりと情け深い

 

謙信は『白河風土記』で、

依怙(えこ)によって弓矢は取らぬ。ただ筋目をもって何方(いずかた)へも合力す

と語っています。

自らのための欲によって戦はしない、ということですね。

道理をもって誰にでも力を貸す、義によって戦う信条をもっていた謙信です。

 

戦国時代でこういった信条を貫く人というのは稀有だったのではないでしょうか。

 

そして、名大将と信玄に評価されていました。

織田信長が支配する地域でも、上杉軍と武田軍は天下一の強さを誇ると言われるほどでした。

野戦は神がかり的な強さを見せる謙信。

ただ、持久戦は野戦ほど得意ではありませんでした。

 

敵に塩を送る

有名な故事となっている「敵に塩を送る」は謙信が敵である武田信玄にした行為からきています。

信玄の領地は内陸部で、塩をとることはできません。

なので、今川氏真との関係が悪化して塩を止められてしまったときは大ピンチでした。

困っている信玄を見て謙信は塩を送ったといいます。

 

が、これはあくまで「謙信公御年譜」に書かれている話。

実際に塩を送ったという史実はありません。

「謙信公御年譜」は最近の研究で間違いがあることもわかってきたそうです。

そうでなくともこういった伝記物は脚色も創作もよくあるので……。

 

なのでわざわざ送ったのではなく、塩留めすることをしなかったのでは?ということです。

しかし、この行為が脚色されるくらいには義の人で通っているというわけですね。




謙信の死因

謙信の死因は、脳溢血だと言われています。

 

高血圧が原因だったのでは、ということなんですね。

それは謙信の食生活に起因します。

 

謙信は大のお酒好き!

お酒を呑みすぎてもよくないですが、それに加えておつまみもヤバイものでした…。

 

なんと、梅干しや味噌、干物……!

いやいや塩分の塊すぎるでしょ! っとツッコミたくなりますね。笑

 

これをおつまみにしてればそりゃ高血圧にもなるよ、と思います。

 

謙信は戦いの中で亡くなったわけではなく病死でした。

日頃の不摂生がたたってトイレがきっかけで死ぬ……。

軍神も人間だったんだな、って思わせてくれます。

 

まとめ

軍神・上杉謙信は思いのほか興味深い人物でした。

よくゲームや漫画では義を強調されるのですが、確かに概ねその通りだと思います。

 

じっくり見ていくと義一辺倒の人間ではなかったこともわかりました。

ただ、概要としての上杉謙信といった感じでは「義」ということに焦点を置くと理解しやすいかな、と。

戦国時代に義理人情だけで生きていくのは不可能なので、義をカラーとしている印象です。

 

もちろん、義を大事にしていたのでしょう。

自分のポリシーを守りながら上杉家を盛り立てていったのではないかな、と私は推測しました。

 

もっと踏み込んで調べていけば面白そうな人物です。

 

 




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