インド神話の特徴を3分でつかむ!!
漫画やゲームなどの関係にインド神話も取り上げられるようになってきました。
ガネーシャだとお金関係の本で出てた気もします。
かくいう私も某ゲームでインド神話についてもっと詳しく知りたい、となったものです。
今回はインド神話の特徴をつかむためのお話でございます。
インド神話の最大の特徴は混沌
インド神話の特徴は、混沌であると言われています。
ともかく多いうえにややこしい!
まず、数千にもおよぶ神がいます。この時点で把握しようという気が……。笑
そのうえ別の神だと思ってたら実は同じ神様、なんてこともあります。
そうかと思えば違う神だ、という異説があったりともうカオス……。
こういうこと自体がインド神話の最大の特徴なんですって。
(きっと日本神話の比ではないんでしょう)
混沌とした状態になった理由は、成立過程によるものだそうです。
もともとインドにはインダス文明が栄えていました。
独自の信仰があったもののアーリア人の侵攻によって滅ぼされてしまい、当時の姿では残っていません。
ちなみに、アーリア人の子孫が現代のインド人にあたります。
第1期の神々
紀元前1500~1200年ごろに「リグ・ヴェーダ」が成立します。
この時代には、天空神ディアウスやインドラ神などがいます。
ディアウスは、ギリシャ神話のゼウスと同一説もあります。
性格、名前の語源、天空神であり主神ということからだそうですね。
彼らは、ヴェーダの神と呼ばれています。
第2期の神々
紀元前900~700年ごろにバラモンたちが古ウパニシャッド文献を編みます。
最高神はブラフマーです。
ブラフマーは宇宙を創造した神とされています。
また、ブラフマーの妻であるサラスヴァティ―や女神ガンガーなど彼につながるものは勢力を広げていました。
第3期の神々
紀元前500年ごろに編まれたのが「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」です。
この2つはインドの二大叙事詩と呼ばれています。
叙事詩には多くの神々が記されていますが、なかでも重要視された神が2人。
ヴィシュヌ神とシヴァ神です。
そして、紀元前2世紀にここまでの神々を包括する形でヒンドゥー教が形成されます。
第1期の神も第2期の神もはたまた仏教の神やら、名前や姿を変えたインダス文明の神までいるわけなんですね。
なので、ひとことで表すなら「混沌」になるということです。
4つのユガ
インド神話の特徴のひとつとして、独特な時間の概念があります。
4つのユガと呼ばれる世界周期によって宇宙は回転しているとされています。
- クリタ・ユガ
- トレタ・ユガ
- ドゥーバーパラ・ユガ
- カリ・ユガ
クリタ・ユガは法の力が完全に浸透している黄金時代です。
トレタ・ユガは法の力が4分の1失われた時代。
ドゥーバーパラ・ユガは法の力が半分失われた時代。
カリ・ユガは法の力が4分の3失われた時代で、暴力と悪徳が支配をしている時代ですね。
私たちが生きているのは……カリ・ユガです。(;’∀’)
時代を4つに区分するのはギリシャ神話でも見られますが、循環するのはインド神話の特徴です。
仏教発祥の地らしい感じがしますね。
まとめ
インド神話はなかなか独特な感じがしますね。
特に、4つのユガで宇宙が回っている、という部分です。
私は仏教徒なので輪廻転生と似てる感じがしたので親近感をとても持ちました。
今生きている時代がカリ・ユガなのだとしたら、まぁ納得はしますよね。笑
黄金時代はもっと平和で生きやすいのでしょうか。
なんだかとても羨ましいですね!
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