インド神話のシヴァ神とはどんな神様?

インド神話のシヴァ神といえば、最高神3柱のうちの1柱です。

破壊神、なんて言われたりしていますが愛妻家の面を持っていたりします。

 

シヴァは日本名では、大黒天、大自在天と言われていますね。

では、シヴァがどうして破壊神といわれていたりするのか。

また神話ではどのように描写されているのかを見ていきましょう。




 

破壊神としてのシヴァ

ヒンドゥー教の最高神はシヴァ、ブラフマー、ヴィシュヌです。

シヴァは破壊と創造を司る神様です。

 

インド神話は神にたくさん異名があったり別の形をとったりしています。

シヴァもたくさんの異名を持っています。

  • パシュパティ(家畜の王)
  • シャンカラ(恩恵を与える者)
  • ムンダマーラ(髑髏を首にかける者)
  • プーテーシュヴァラ(悪魔の王)
  • マハータパス(偉大なる苦行者)
  • ガンガーダラ(ガンジス河を支える者)
  • ナタラージャ(踊りの王)

 

など他にも多数あって28種類もあるんですね、とっても多いです!!

いっぱいあるのですが、ここでは破壊神としてのシヴァをピックアップします。

 

ルドラ神として知られていた

シヴァは、「取り消すもの、あるいは取り去る者」と呼ばれています。

古代においてはルドラ神と知られていました。

ルドラは暴風雨の神様です。

泣き叫ぶもの、恐ろしいものという意味をもっているのですが、これは暴風雨になぞらえていっているわけです。

 

暴風雨は自然の大きな破壊力を持っています。

シヴァが破壊神として位置づけられているのもここから来ているんですね。

 

シヴァの容姿

シヴァは4つの顔と4本の腕を持っています。

顔立ちは整っていて、猛々しくもつれた長髪が特徴です。

肌は青く描かれていますが、実際には黒い肌です。

 

黒は不浄の色とされているので、黒を青で表現されているのですね。

体には毒蛇を巻いていて、腰には虎の皮をまとっています。

武器は、三叉戟を構えています。

ちなみに、眉間には第三の眼があってあらゆるものを燃やし尽くす光を発することができます。

 

なかなか、厨二心を刺激する神様ですね。笑

 

シヴァの踊りは宇宙一

ナタラージャ(踊りの王)の異名をとるシヴァ。

そのダンスというのはもはや宇宙一です。

 

宇宙からエネルギーをもらって踊るというシヴァ。

どうやってエネルギーをもらうのかな、と思わないでもないですが。

シヴァの踊りは宇宙の律動とつながっているというのです。

 

踊りには108のポーズがあり、いろんな像が残っています。

 

自分にけしかけられた悪魔を倒すとその死体の上で踊り続けたといいます。

でもそんなシヴァの踊りがよかったのか神々はそれに見入ったそうです。

 

シヴァは日本では大黒天

シヴァは日本名で、大黒天と呼ばれています。

七福神に入っている有名な神様ですね。

 

えっ、大黒天!?

大黒天は大国主と同じなのでかなり驚いてしまいました。

大国主はとても穏やかな性格なので一緒だとびっくりしますよ。(;’∀’)

 

ただ、これは名前の呼びが似ていることからきました。

シヴァの異名である「マハーカーラ」が、偉大なる暗黒という名前が中国に伝わります。

そのときに「大黒」と翻訳されて、日本に伝わるときに大国主と読みが同じだったので神仏習合されたのです。

 

あっ、原型読みくらいしかない。(;’∀’)

 

まとめ

破壊神シヴァ、たくさん異名をもっていましたね。

創作物においては非常に人気が高くなりそうな設定てんこもり、って感じでした。笑

 

なんでも焼ける第三の眼とかかっこいいですね!

 

愛妻家な面はパールヴァティーの方に少し書いてあります。

パールヴァティーの記事はこちら

 

それにしてもインドの神様はみんな顔と腕が何本もある人多いですね。

 




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