石田三成の家紋の意味は?読み方は?「大一大万大吉」だけじゃない?
こんにちは! 今日は石田三成の家紋についてのお話をしようと思います✨
石田三成の家紋といえば、「大一大万大吉」という特徴的な家紋ですね!
歴史的な創作物に光成が出てくると絶対に目にする機会があります。
今回は、石田三成の家紋の意味と読み方、他の紋についても簡単にご紹介できればと思います(#^^#)
石田三成の家紋の読み方と意味は?
「大一大万大吉」が光成の代表紋になっています。
この六字を組み合わせたものはとても印象的ですね。
読み方は「だいいちだいまんだいきち」です。
そのまんま素直に読めばいいのですね、意外と簡単でした(私は特別な読みがあるものと…)。
この六文字は瑞祥的な文字の組み合わせでもあります。
- 「一」…かつとよぶこともあるということで勝つにつながっていく
- 「万」…すべての意味をもつ
- 「吉」…めでたいという意味ですね
- 「大」…一、万、吉をさらに大きくする
すべて吉兆に繋がりそうな字でとっても縁起よさそうですね!
この光成の家紋は、光成の政治に対する考え方を表していると言われています。
「一人が万民のために、万民が一人のために尽くせば、天下は大吉、すなわち太平となる」
光成は武勇に優れた人物ではありませんでした。
彼の本領は内政においてこそ発揮されるものでした。
豊臣政権時代では、光成の優れた事務処理能力がなくてはやっていけなかったことでしょう。
実はこんな解釈もある?!
と、先ほどまでの通説の他にこんな解釈も存在します。
実は「天下取りの野望」を秘めた紋だったのではないか? というものです。
豊臣家の忠臣である光成になんて解釈するんだ、と思っちゃいます。( ;∀;)
これは、家紋を別の解釈で読むとこうなるからです。
「大天下・大吉」
大一を「天」、万を「下」の変化としてとらえるというのです。
大吉を佐吉と解釈するわけですね。
佐吉、というのは光成の通称のことです。
つまり、大いなる天下を治めるのは佐吉だよ、ということ。
私としては無理やりな解釈に感じます。
光成はそもそも欲が少なく、自分の蓄えにすら頓着がないのに天下取りなんて興味ないと思いますから。
もちろん、天下万民のための政治をやるから俺がとるよ、だったら話は別かもしれません。
この解釈は言葉遊び的な解釈ですね。
光成が使っていた他の家紋は?
さて、代表紋として「大一大万大吉」を挙げさせていただきました。
これは光成の使った家紋の一つです。
他に使った紋はというと……
- 九曜
- 丸に三つ星
- 下り藤の丸に石の字
ただ、光成に関する史料はとぼしく正確な情報は少ないといっていいでしょう。
九曜に関しては光成の肖像画で使われていることが確認されています。
また、「大一大万大吉」は光成独自のものではなく他家での使用もありました。
もともとは山内家のものだったようですが、江戸時代くらいには光成のものという認識が広まったようですね。
まとめ
簡単にもう一度まとめておきます。
- 「大一大万大吉」は「だいいち だいまん だいきち」と読む
- 一人は万民のため、万民は一人のために尽くせば天下泰平であるという意味
- 光成は複数の紋を使っていた
- もともとは山内家の紋である
光成の家紋を初めてみたときは、
「変な家紋……文字ばっかりや」
なんて思ってしまいましたが、ちゃんとした意味のある家紋だったんだな、と反省しました。笑
徳川家康と戦う天下分け目の戦にふさわしい旗印だったことでしょう。
わざわざこの紋を選んだのでしょうから、きっと戦の義は自分にあるんだと信じて疑わずに挑んだのだと思います。
光成のこの家紋の意味は現代でも必要なものに違いありません。