ギリシャ神話のイアソンは何をした英雄?メディアとは仲がよかった?
「Fate/Grand Order」で出てきたイアソンはギリシャ神話の英雄、イアーソーンを元にしたキャラクターです。
異聞帯第5章ではメインを張っていました。
本編では裏切った、とか言われていましたのでメディアとの関係も気になります。
さて、ギリシャの英雄イアソンは何をしたのか、またメディアとの仲はどうだったのかご紹介いたします!
ギリシャの英雄イアソンは何をした?
一言で表すならば、「アルゴー号の船長をやった英雄」。
イアソンの最も輝いていた時期といっていいでしょう。
アルゴー号という船に、ギリシャの名だたる英雄50人を乗せての大航海でした。
ちなみに、彼らアルゴー号のメンバーをアルゴナウタイ(アルゴノーツ)といいます。
アルゴナウタイは豪華な顔ぶれとなっています。
天下無双のヘラクレス、アテナイの王子テセウス、アキレウスの父ぺレウスなどといったメンツが50人いるわけですね。
これらを船長としてまとめていたのですから、イアソンにはある種のカリスマがあったに違いありません。
アルゴー号の航海の目的
アルゴー号は何のために航海したのでしょうか。
……それは、イアソンが王様になるための航海です。
もともとイアソンは、テッサリアのイオルコス王のもとに生まれました。
順当にいけば王様になっていたはずでしたが、父アイソンは幼少時に死んでしまいます。
代わりに叔父ぺリアスが王位につくことになりました。
しかし、成人してもぺリアスはイアソンに譲位するのを拒みます。
「コルキスにある金羊毛をとってきたら譲ってもよい」
しぶしぶ条件を提示するぺリアスです。
ただこれは、生きて帰ってきたものはないという類の試練でした。
イアソンはこの難題をクリアするために船員を募集します。
それがアルゴナウタイなんです!
このアルゴナウタイの冒険は主に他の英雄たちが活躍するため、イアソンの影は薄めだそうで……。
どうりでFGOでも他力本願的な書かれ方してるわけですねゲフ
それでも一番イアソンにとって充実し、輝かしい日々だったのです。
コルキスの王女メディアとの仲はよかった?
イアソンを語る上で外せないのが、コルキスの王女メディアです。
結論からいうと、途中までは仲がよかった……でいいでしょう。
最終的には悲惨なことに、メディアとの間にできた子が彼女自身に殺されちゃうんですよね……。
物語が進んでいくにつれ、イアソンはメディアに恐怖していきます。
これに関してはイアソンに同情しちゃうんですけどね!
メディアとイアソンの馴れ初め
イアソンたちアルゴナウタイは目的地コルキスへとたどり着きました。
あと一歩なのですが、金羊毛を所持しているコルキス王は渡してくれそうにありません。
しかし、イアソンに助け舟がきます。
コルキス王の娘メディアがイアソンに一目惚れしたのです。
一説には女神ヘラの依頼によるアフロディーテのしわざ、とも。
メディアは魔法の扱いに長けており、イアソンを持ち前の魔法で助けます。
金羊毛を手に入れたイアソンは、アルゴー号に乗ってメディアとともに帰ります。
実はこの過程で、メディアは追っ手を撒くために実の弟を殺して海にばらまきました。
イオルコスに帰ると王位を譲ろうとしなかったぺリアスを殺します。
これまた方法がやばいんですよね、ぺリアスの娘たちを騙して釜で煮殺させるわけですから。
そんな所業をしたメディアを民は恐れ、イアソンともども追放してしまいます。
このころにはイアソンはメディアにうんざりしていたのか、逃亡先のコリントス王の娘と結婚してしまいました。
この裏切りをメディアは許すはずもなく、コリントスの娘グラウケーを殺し、娘を助けようとした王も一緒に焼け死んでしまいます。
メディアはイアソンと自分にできた子まで殺し、どこかへと去っていきました。
だいぶマイルドに書いたつもりでも恐ろしいですね……。
まとめ
最後、すべてを失ったイアソンは放浪します。
アルゴー号の残骸をみつけ懐かしみました。
無情にも、その残骸が崩れ頭上に落ちてイアソンを潰してしまったのでした……。
物悲しくなる結末。
イアソンをまとめると、
- アルゴー号の船長をやってた
- メディアのおかげで試練をクリア
- でもメディアの激しいやり方で結局王位につけない
- 最期はアルゴー号に潰される
栄光の日々にもう少しくらい浸らせてあげて、、、って言いたくなるような結末でした。(;’∀’)
メディアのおかげでクリアできても、これではあまりにも不憫なものを感じてしまいます……。
船長として一生を終える、という選択肢のほうが輝けたのでは、と思わずにはいられません。
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