ギリシャ神話のヘパイストスはどんな神様?ヘラとアプロディーテとの関係は?
今日はギリシャ神話のヘパイストスについてお話します。
パズドラやFGOでも出てくる火と鍛冶の神様ですね。
オリュンポス12神の一人でもあります✨
12神の一人ですが、ヘパイストスの扱いはいいとは言えません。
どんな神様だったのかギリシャ神話のヘパイストスを見ていきましょう!
ギリシャ神話のヘパイストスはどんな神様?
まずはヘパイストスからの簡単なプロフィールからみていきましょう。
オリュンポス12神の一柱ですね。
ヘパイストスは火と鍛冶の神様です。
彼の両親は、大神ゼウスと妃ヘラというビッグネームの子……!
(ヘラが一人で産んだとも言われていますけどね)
ヘパイストスが本拠地にしている場所は、レムノス島モスキュロス火山の地底です。
他にも、リュキア~キリキア一帯の火山地方やシチリア付近のリバリ諸島なども関係が深いです。
さすが火と鍛冶の神様! 火山に関わりがあるんですねー(#^^#)
ヘパイストスは自分の工房で、武器や金具などを作っています。
彼は工芸品を製造するにあたって魔法的な技術を用いていました。
時代が下ると…
ヘパイストスはアレクサンドリア期、ローマ時代になってくるとこんな描き方をされています。
「単眼の巨人キュクロプスを手下にして鉄を打つ姿」
巧みな工芸品に畏敬の念を持っていたのでしょうか。
キュクロプスを従えて鉄を打つヘパイストスの姿は、なんだか相当いかめしい気がしますね。
ちなみに、ローマ神話の火の神ウォルカヌスとヘパイストスは同一視されています。
ヘラとアプロディーテとの関係は?
ゼウスとヘラの子どもであるヘパイストスですが、ヘパイストスはどうやらヘラびいきだったようです。
母親ひいきだったというのが伺えるエピソードがあります。
オリュンポスの宮殿で饗宴があったときのこと。
ゼウスとヘラがヘラクレスのことで争いを始めてしまいました。
このとき、ヘパイストスは母ヘラの味方をしてゼウスに手向かいます。
ゼウスは、ヘパイストスの足をひっつかんでオリュンボス宮殿から放り出してしまいました。
レムノス島に落っこちたヘパイストスは半死半生で生き絶え絶え。
シンティエスという種族に手当されて元気を取り戻すのですが、足が不自由になってしまいました。
また、生まれつき足が不自由だったという説もあります。
ヘラは生みの親でしたが、これを恥じてオリュンポスの山頂からヘパイストスをオケアノスへ放り出します。
醜い子、とあっという間に捨ててしまうのは酷い……。
アプロディーテとの結婚
ホメロスの『オデュッセイア』では、ヘパイストスとアプロディーテは結婚します。
アプロディーテは美の女神で、さまざまな神から好意を寄せられていました。
彼女と結婚できることは一種のステータスだったのではないでしょうか。
しかし、この結婚はヘパイストスからの一方的な願望でした。
省略しますが、ヘラにアプロディーテと結婚させてくれるよう言ったわけです。
(ヘラの冷遇に疑心暗鬼になって半ば脅迫に近い形で頼んだ)
そんなものだからアプロディーテからヘパイストスへの愛情は皆無です。
むしろ、醜い男といって嫌っているくらいでした。
当然の流れといいますか、アプロディーテはアレスと浮気をしてしまいます。
アレスは残虐な性格をしていますが、オリュンポスのなかでは1、2を争う美男子だったようで……。
当初は気づかなかったヘパイストスも、ヘリオスに浮気の事実を聞かされます。
大激怒した彼は工匠の技で二人をこらしめました。
やられたらやり返す、倍返しだ!
密通の現場を神々の前で晒し、二人に存分な辱めを受けさせました。
ヘパイストス、怒るとおっかないです……。
同時に結婚をとりしきったヘラにまで恥をかかせています。
まとめ
オリュンポス12神のヘパイストスの話でした。
もう一度箇条書きで、
- ゼウスとヘラの息子
- 火と鍛冶の神
- ヘラに冷遇されていた
- アプロディーテと結婚するも上手くいかず…
ヘパイストスはオリュンポス12神ということで結構いろんな作品やコンテンツに出ています。
私はパズドラでの印象が強いですね……(笑)
最近だとFGOでヘファイストスとして出ています。
アキレウスの武具一式を作ったり、他にも神々の道具や武器を作っています。
一芸に優れた神様というのもなかなかキャラが立っていていいんじゃないでしょうか。
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