ギリシャ神話のアポロンはどんな神様?医学の神でもある?
こんにちは、今日はオリュンポス12神の一柱であるアポロンについてお話します。
太古から作品のモチーフにされる人気がある神様です。✨
本記事では、ギリシャ神話のアポロンがどんな神様かということと医学の神としてどう関わりがあるのかを見ていきますね!
それじゃあいってみましょー!!
ギリシャ神話のアポロンはどんな神様?
オリュンポス12神の一柱であるアポロンは、大神ゼウスとレト(レートー)の子です。
ちなみに、アルテミスとアポロンは双子です。
アポロンは男性神のなかでもとりわけ人気が高く、数々の美術品になっています。
ギリシャ青年の理想像に近いというのもあるからかもしれません。
そんなアポロンが名高いことといえば、
- 太陽神
- 芸能・芸術の神
- 羊飼いの守護神
- 遠矢の神
- 数学
ただ、この神様ちょっと注意が必要です。
ギリシャ神話の神なのですが、『イーリアス』ではいつもトロイア側に肩入れをしています。
トロイアの英雄ヘクトールを勝たせようと、戦闘にしばしば関わってくるんですね。
あまりアポロンはギリシャに思入れは少なかったのかもしれません。
もともとアジア系の神ではないか、と言われているのもあるでしょう。
医学の神といわれるのは?
医学の神の一面をアポロンは持っています。
悪疫や流行病は早くからアポロンの領域になっていました。
『イーリアス』でアポロンはギリシャ軍に疫癘の矢を放ちました。
この疫癘の矢で人々を倒していくわけですね。
伝染病でたくさんやってしまおう、という容赦ない仕打ちです…。
この疫病を司ることから転じて、医学の神としても信仰されていたようです。(転じすぎでは?!)
疫癘を送る者は同時に払う者でもある、と考えられていたからです。
また、医学の神としての関連で息子のアスクレピオスがいます。
アポロンとコロニスの子どもでした。
このアスクレピオスはアポロンの医学の側面を引き継いだのか、医学に秀でていました。
(なんと、死者を蘇生させるところまでやってしまうという……)
ちなみに、アポロンはコロニスが浮気したと思って射殺してしまったのですけど……。
でも誤解だとわかり、胎児だったアスクレピオスは助けられました。
基本的にアポロンの逸話はどれも疫病神的なエピソードがついてくるのはなんなんでしょうね……(笑)
まとめ
アポロンの簡単な紹介でした。
もう一度まとめ直すと、
- 太陽神・芸術・数学・牧畜・医学・遠矢の神
- アルテミスとは双子
- ゼウスとレトの子
- 医学の守護神アスクレピオスの父親
- 疫病神でトロイア側の味方をしていた
と、なんだかいろいろと盛りだくさんな神様でした。
他にもヒュアキントスの話とかもあるんで、また後々加筆か別記事で書ければいいなと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!
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